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2年「日本史」,3年「世界史」

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 古代から近現代にわたるイギリスとヨーロッパの歴史を、様々な視点から考察することによって、歴史的思考力を養い、自他の文化理解の深度
を深めていける人間になる。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
歴史に興味関心を持つ人が対象です。
世界史の通史にあらかじめ目を通しておくこと。
到達目標 歴史的な見方・考え方を、現代社会や文化を考察するうえでの思考のツールとして生か
せるようになること。
成績評価方法 合否判定: 定期試験の評価(80%)と課題学習の評価(20%) ≧ 60点
最終評価: 合否判定点に同じ。
不合格者は,再試験または課題学習による評価が60点以上であった場合に合格とする。
テキスト・参考書 教科書: 今井宏 『ヒストリカル・ガイド イギリス』 (山川出版社) 
教科書: 指昭博 『図説 イギリスの歴史』 (河出書房新社) 
教科書: 『ニュービジュアル版 新詳世界史図説』 (浜島書店)
参考書: 『世界歴史大系 イギリス1~3』 (山川出版社) 
参考書: 『ヨーロッパ読本 イギリス』 (河出書房新社)     
参考書: 『ケルトを旅する52章 イギリス・アイルランド』 (明石書店)
その他,項目ごとに随時授業中に提示する。
メッセージ 歴史は暗記すべき事実の羅列ではなく、過去との対話による、あくなき人間理解への希
求の旅です。常に「現在完了進行形」であることを実感してください。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
01. はじめに (1回)
02. 先史から古代へ (3回)
    ―― 《人間》のはじまり,文明の誕生
    ―― 文字の歴史と世界の言語
03. 古代から中世へ (3回)
    ―― ケルトとローマ
イギリス・ヨーロッパ文化の基層をなす古代から中世の歴史の様態を理解することができる。
前期中間試験 実施しない
04. 中世のヨーロッパとイギリス (6回)
    ―― ゲルマンの大移動,ノルマンの活動
    ―― 大陸国家イギリス,イギリスの《醸造》
    ―― 英仏百年戦争
    ―― 中世ヨーロッパの社会
05.思考の枠組みの形成(2回)
    ―― 英語の歴史
    ―― キリスト教の歴史

大陸と深くつながっていた中世イギリスの様態を理解することができる。一千年の長きにわたり自閉するなかでヨーロッパ文化の骨格が醸造されていく様子を追うことができる。
前期期末試験 実施する
06. 近世のイギリス (2回)
07. 近世の世界とヨーロッパ (3回)
    ―― ユーラシア交易
    ―― ルネサンス、宗教改革、大航海時代
08. 近代への階梯 (3回)
次第に国家体制を整え、力をつけていく近世イギリスとヨーロッパの様態を理解することができる。
後期中間試験
09. 市民革命と産業革命 (3回)
10. 大英帝国医と世界 (3回)
11. ポスト大英帝国時代のイギリスとと世界 (1回)
近代ヨーロッパが世界を構造化していく過程と、世界の最先進国となったイギリスが世界帝国として絶頂期を迎える様態を理解することができる。
また、その後から現代までのイギリスと世界の歩みを展望し、大英帝国と列強の植民地支配の「遺産」について考察することができる
後期期末試験
到達目標
1. 人間社会を歴史的な視点から分析し、理解を深めていけるようになる。
2. 歴史特有のものの見方を自身の専門を深めていく道具に加える。
3. 自他の深い文化理解をすすめていけるようになる。
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 歴史的視点を思考のツールとして自身に内在化し、人間社会を考察する道具として使いこなすことができる。 歴史的視点の概要を理解し、人間社会を考察するうえでの切り口のひとつとして使える事に気づくことができる。 歴史的視点の概要が理解できていない。
評価項目 2 相対的・複合的な視点を持ち、自身の専門に向き合えるようになる。 歴史的アプローチの独自性を理解し、その意義を認識することができる。 歴史的アプローチについて理解できていない
評価項目 3 様々な文化的背景をもった他者に敬意を持ち、自他の相互理解をあきらめない姿勢を持つことができる。 長い歴史のなかで形成されてきた人間の文化の豊かさ・多面性に気づくことができる。 自身の意識・思考と授業のリンクが理解できていない。
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 80 20 100
基礎的能力 80 20 100
専門的能力
分野横断的能力
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