授業の目標と概要 |
・この授業の目的は,第3学年以降で履修予定の高度な専門科目に備
えるため,幅広い分野(集合,命題論理,論理回路,確率論,情報理
論,システム工学等)に関連した基本的な問題に取り組み,論理的な
思考力および計算力の基礎を習得することである.
・この授業ではプログラミング言語,論理回路,情報論に必要な基礎
知識を習得する.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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・第1学年で履修した基礎数学の知識を必要とする.
・関数機能付き電卓を持参すること.
・章ごとに演習問題を与える.小テストは実施しない.
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到達目標 |
・集合の概念を理解できる.
・命題を記述・証明できる.
・論理回路を設計・簡単化できる.
・確率統計の諸量(順列,確率,標準偏差,情報量)を計算できる.
・経営や作業の計画を分析・最適化できる.
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成績評価方法 |
定期試験4回の成績で行う.
前期中間(25%),前期期末(25%),後期中間(25%),学年末(25%)
合否判定:最終評価(または,再試験の素点)≧60%を合格とする.
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テキスト・参考書 |
教科書:入門情報処理数学 野々山隆幸 実教出版
参考書:情報科学のための数学入門 道脇義正 東京図書
参考書:情報数学 根生誠 ソフトバンク
自習用:情報科学のための離散数学 柴田正憲 コロナ社
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メッセージ |
・単元ごとに最適な参考書等を図書館やWeb等で見つけること.
・暗記ではなく論理の積み重ねで問題を考える習慣をつけること.
・電卓を使いこなせるように練習しておくこと.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1. 基数変換(6)
2. 集合論(6)
3. 演習(2)
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・2進,8進,16進,10進数を理解できる.
・基数変換ができる.
・集合の概念や関係を理解できる.
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前期中間試験 |
実施する
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4. 命題論理(8)
5. 証明(6)
6. 演習(2)
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・命題を数学的に記述し,真理値表を作成できる.
・命題を三段論法・背理法・帰納法によって証明できる.
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前期期末試験 |
実施する
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7. 論理代数(6)
8. 確率(8)
9. 演習(2)
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・論理式を基本法則によって変形できる.
・論理関数を標準展開・簡単化できる.
・論理回路を設計できる.
・場合の数・順列・組み合わせを計算できる.
・確率を計算できる.
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後期中間試験 |
実施する
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10. 情報理論(6)
11. 直流電気回路解析(8)
12. 演習(2)
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・情報量・エントロピーを計算できる.
・最適符号化を構成できる.
・合成抵抗の計算できる.
・電流をキルヒホッフの法則によって計算できる.
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後期期末試験 |
実施する
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