授業の目標と概要 |
Javaを用いて、オブジェクト指向でソフトウェア(プログラム)を設計し、実装(コー
ディング)ができ、かつ、説明文が書けるようになることを目標とする。第3学年までに
学習した様々な手続き型プログラミングの技術を基に、現在のソフトウェア開発において
必須の知識であるオブジェクト指向型プログラミングの技術を、JavaおよびUML図を通
して学習する。キーワード:専門分野
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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本実験を履修するためにはUNIXにおけるファイル操作及び、エディタ操作、C言語の知
識が前提となる。特に、C言語の知識は必須であるから、第3学年のプログラミング言語
IIおよび情報工学実験Iの内容を十分に復習し、理解しておくこと。レポート課題は20
本程度与えるので必ず全て遂行すること。
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到達目標 |
Javaを用いてデータの入力及び、インタラクティブな操作、グラフィカルな出力ができ
るプログラムの作成ができる。物理運動をシミュレートするプログラムをMVCモデルで
設計・実装できる。UMLクラス図の読み書きができる。プログラムの動作を説明できる。
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成績評価方法 |
レポート評価の平均で60点合否判定を行う。ただし、全レポートの提出を合格の必要
条件とする。合否判定点で不合格となった場合は、未提出・要再提出となっている
全レポートを十分な内容で提出できた場合、合格とする。
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テキスト・参考書 |
教科書: 高橋麻奈, やさしいJava第5版. ソフトバンククリエイティブ, 2013.
参考書1: 武藤健志監修, 独習Java第4版. 翔泳社, 2009.
参考書2: 井上誠一郎他, パーフェクトJava. アリエルネットワーク, 2009.
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メッセージ |
この実験は、第5学年での卒業研究で必須となるプログラミング技術を学ぶ最後のチャ
ンスであるから、特にプログラミングに苦手意識を持っている諸君は、全力で取り組
み、ここで遅れを取り戻して欲しい。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
手続き型のCとオブジェクト指向のJavaの違い(1回)
オブジェクト、クラス、インスタンス(2回)
コンストラクタ、this、文字列型(2回)
staticメソッド、オーバーロード(2回)
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プログラミングパラダイムの違いを答えられる。
クラスとインスタンスの違いを答えられる。
thisを初期化できる。文字列を扱える。
static/非staticメソッドを使い分けられる。
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前期中間試験 |
実施しない
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情報隠蔽、ゲッターとセッター(1回)
クラスの継承とインターフェース(2回)
配列とオブジェクトの配列、ポリモーフィズム(2回)
UMLクラス図、オブジェクト図(1回)
Java標準命名規則(1回)
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ゲッターとセッターでアクセスできる。
継承により新しいクラスを作成できるなど。
配列が利用できる。ポリモーフィズムを利用できる。
UML図を読み書きできる。
Java標準命名規則に従って変数名を付けられる。
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前期期末試験 |
実施しない
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JFrame、JButton、ActionListener(2回)
JLabel、JPanel、BorderLayout、FlowLayout(1回)
JCheckBox、JRadioButton、ButtonGroup(1回)
イベント処理、JTextField、JSlider(1回)
ファイル入出力、JTextArea(1回)
グラフィクス描画処理、MouseListener(1回)
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ウィンドウ/ボタンを用いるプログラムを作成できる。
ウィンドウ上に各種入力部品を並べられる。
チェックボタンやラジオボタンを利用できる。
ウィンドウ上で数値データの入出力ができる。
ファイル入出力およびテキスト編集ができる。
グラフィクスを描画するプログラムを作成できる。
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後期中間試験 |
実施しない
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Timer、画像、アニメーション(2回)
アプレット、JAR(1回)
MVCモデル、自由作品(4回)
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タイマーを使って画像のアニメーションができる。
アプレットプログラムを作成できる。
MVCモデルで設計・実装できる。
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後期期末試験 |
実施しない
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理想的な到達レベルの目安(優) |
標準的な到達レベルの目安(良) |
未到達レベルの目安(不可) |
評価項目 1 |
オブジェクト指向を理解し、それに従って文字端末で動作するJavaプログラムを作成し、その動作を説明することができる。 |
文字端末で動作するJavaプログラムを作成し、その動作を説明することができる。 |
文字端末で動作するJavaプログラムを作成し、その動作を説明することができない。 |
評価項目 2 |
オブジェクト指向を理解し、それに従ってグラフィカル・ユーザー・インターフェイスを備えたJavaプログラムを作成し、その動作を説明することができる。 |
グラフィカル・ユーザー・インターフェイスを備えたJavaプログラムを作成し、その動作を説明することができる。 |
グラフィカル・ユーザー・インターフェイスを備えたJavaプログラムを作成し、その動作を説明することができない。 |
評価項目 3 |
UMLクラス図及びオブジェクト図を理解し、描くことができる。 |
UMLクラス図及びオブジェクト図を描くことができる。 |
UMLクラス図及びオブジェクト図を描くことができない。 |