シラバス情報

シラバス基本情報

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情報数学,プログラミング言語

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 5年のデータベースでは、データベースシステムの概念であるデータ独立、データ共有、
データ保全の概念について理解を深めたうえで、リレーショナルデータベースの理論を学
び、実際のSQLによる問い合わせ実習などを通してリレーショナルデータベースの操作、
設計、運用の技術を習得する。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
基本的な集合演算や関係、射影などの数学的な定義を確認しておくとよい。
データベースを実際に操作する課題が多いが、意味を理解して操作することが重要です。
到達目標 基本的なデータベースの概念(データ独立、データ共有、データ保全)を踏まえた上で正
規化について理解し、リレーションの設計が行える。3層スキーマについて理解し簡単
なWEBアプリケーションを構築できる。トランザクションやその隔離レベルについて説
明できる。
成績評価方法 合否判定は定期試験 60%以上で合格とする。
成績評価は 合格したものについて定期試験 60% 演習問題等40%の総合評価
再試験は全範囲から 60%以上で合格とする。
テキスト・参考書 (教科書) データベースシステム 北川博之 オーム社
(参考書)[入門]はじめてのデータベース 藤島一月男 他1名著 技術評論社
 IT Text データベース 速見治夫 他2名著 オーム社
リレーショナルデータベース入門 増永良文 著 サイエンス社、
関係データベースシステム 平尾隆行 著 近代科学社、
データベース設計の基礎 大木幹雄 著 日本理工出版
メッセージ 情報系としてSQLの習得は必須といってもよいでしょう。演習を通じて表に対する感覚を
養ってください
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
ガイダンス データ独立、データ共有、データ保全
データベース、DBMS(1回)
データモデル、概念モデル、論理モデル(1回)
UNIX コマンド による 問い合わせ実習 (1回)
mSQLのインストール および CUIによる問い合わせ(1回)
リレーション、属性名、リレーション名、リレーションスキーマ、主キー、外部キー(1回)
第1正規形、関数従属性、(1回)
第2正規形(1回)
データベースシステムが必要となった背景やデータベースシステムの要件について説明できる。
データモデルについて説明できる。
UNIXの標準コマンドにより、テキストファイルの表に対して選択、射影、結合の操作が行える。
DBMS(mSQL)の導入が行える。
CREATE,INSERT,UPDATE,SELECT文により表の作成、データの挿入、更新、検索が行える。
正規形について理解し、正規化の操作が行える。
前期中間試験 実施する
第3正規形(1回)
ボイス・コッド標準形(1回)
第4正規形(1回)
トランザクション管理(1回)
隔離レベル、テーブルロック(1回)
ER-図によるシステム設計(1回)
DBMS(MySQLあるいはPostgresql)による プログラミング実習(1回)
正規形について理解し、正規化の操作が行える。
トランザクションのコミットとロールバックを説明できる。
ダーティリード、テーブルのロック、トランザクションの隔離レベルについて説明できる。
簡単なER-図が記述できる。
データベースをER-図より設計できる。
DBMS(MySQLあるいはPostgresql)のGUI,CUIを通じてDBMSへの接続、表の作成、検索が行える。
前期期末試験 実施する
到達目標
1. 射影、選択、結合の操作を理解する。
2. SQLの理解
3. 正規形を理解する。
4. トランザクションの理解
5. 概念設計ができる。
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 与えられた表から 複数の手段で、射影、選択、結合の操作が行える。 与えられた表から すくなくとも1つの手段で、射影、選択、結合の操作が行える。 与えられた表から 射影、選択、結合の操作が行えない。。
評価項目 2 SQLによって、テーブルの作成、タプルの挿入、修正、削除、複数の表の結合、検索、集合演算などが自在に行える。 WEBアプリケーションとして実装ができる。 SQLによって、テーブルの作成、タプルの挿入、修正、削除が行える。 基本的なテーブルの検索が行える。 SQLによって、テーブルの作成、タプルの挿入、修正、削除や基本的な検索が行えない。
評価項目 3 関数従属性や多値従属性の定義を理解し、それに基づいて第4正規形までの判定が行える。 異状について理解し、より高次の正規形への分解ができる。 関数従属性について理解し第3正規形までの判定が行える。異状について理解し、より高次の正規形への分解ができる。 第3正規形までの判定が行えない。
評価項目 4 トランザクションについて、分離レベルと関連づけて、理解し、SQLにより実装が行える。 トランザクションについて、SQLによって記述された処理について動作を説明できる。 トランザクションについて、SQLによって記述された処理について動作を説明できない。
評価項目 5 実世界をER図によって、モデリングでき、リレーショナルスキーマに落とし込める。 与えられたER図を読み取り、リレーショナルスキーマに落とし込める。 ER図を読み取ることができず、リレーショナルスキーマに落とし込めない。
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 60 ±10 40 100
基礎的能力
専門的能力
分野横断的能力
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