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制御工学 コンピュータ設計工学

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 本科で学んだ古典制御理論について,制御系設計計算ソフトウェアMATLABを利用しながら,
主に演習問題を解くことによって,より複雑な制御系の解析計算をできるようにする.
各講義時間ごとに演習問題を行い,MATALABのコマンド・操作方法の理解を深める.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
本科で制御工学を履修した学生が望ましいが,制御理論の概要を復習・説明してから,
その解析手段としてのMATLABの応用を学ぶため,本科で制御工学を未履修の学生でも履修は可能である.
講義終了後,演習室等で復習をすること.
到達目標 ・制御系の解析・設計にMATLABを利用できる.
・古典制御理論の結果をMATLABの結果と比較して,制御理論を解析へ応用できる.
成績評価方法 ・講義内では必ず演習問題を課し,そのMATALABコマンドファイルを提出させる.
・合否判定:1回の定期試験と最終課題の提出を行い,その平均点が60点以上であること.
・成績評価:定期試験40%,最終課題40%,演習課題提出分20%で評価する.
・再試験:再試験は,定期試験および最終課題のうち60点未満であったものに対し行う.
     合否は受験しなければならない試験,課題がすべてが60点以上であること.
テキスト・参考書 教科書:MATLAB・Simulinkによるわかりやすい制御工学(森北出版)
参考書:ArduinoとMATLABで制御系設計をはじめよう!(TechShare)
    制御工学の考え方(木村英紀著,講談社ブルーバックス)
    はじめての制御工学(佐藤ほか著,講談社)
    制御工学演習(鳥羽ほか著,森北出版)
メッセージ 講義はできるだけ平易におこなうが,わからないところなどは積極的に質問すること.
講義終了後,復習することを心がけること.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.ガイダンス(1回)
2.動的システムのモデル化(1回)
  伝達関数表現・MATLABによる伝達関数定義
3.伝達関数の過渡特性と定常特性(3回)
4.ブロック線図の結合(3回)
  ブロック線図の等価交換
  MATLABによるブロック線図の結合と目標値応答
1.動的システムを微分方程式で表し,伝達関数表現ができること.
2.過渡応答と定常特性の解析法がわかる.
3.ブロック線図の等価交換が,MATLABを利用して計算できること.
前期中間試験 実施する
5.制御系設計(PID制御)(3回)
  MATLLABによるPID制御
6.伝達関数の周波数応答(2回)
  周波数応答解析の復習
  MATALABを利用したゲイン位相・ベクトル軌跡の描画方法
7.安定判別法(1回)
  MATLABによる安定判別法・ニコルズ線図の描画
8.制御系設計(Arduino)(2回)
  MATLABとArduinoを用いた制御系設計
1.PID制御の手法がわかる.
2.周波数応答解析による各種線図をMATLABにより描画できる.
3.制御系の安定判別の根拠が説明できる.
4.MATLABを用いてArduinoを制御し,指定された制御系を設計できる.
前期期末試験 実施しない
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