授業の目標と概要 |
機械工学の研究分野を4分類(熱の流体、材料の加工、機会材力、制御情報・システ
ム)し、それぞれの研究室を4週づつローテーションして、オムニバス形式で授業を行
う。異なるテーマを履修することにより、幅広い視野に目を向けて多面的に物事を考え
ることや情報を分析・整理するデザイン能力や発表するプレゼンテーション能力を身に
つけ、専門基礎知識を実践的に応用できる能力を習得する。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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授業では各研究室が準備した資料またはプリントを用いて,各研究課題を実践的に解決
していくケーススタディ方式で進められる。授業前に基本的事項を準備しておくと,導
入がスムーズに行われる。
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到達目標 |
与えられた技術的課題について,機械工学の専門基礎知識を応用して対応することがで
きること。
また、それらを資料として作成し、かつ、口頭説明ができること。
中小企業経営者等講師による体験・実務的な講義を行うことにより、地域に根ざした職
業観ならびに起業意識を持つことができる。
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成績評価方法 |
合否判定:各担当教員が課す提出義務のある課題およびレポートがすべて提出されていることを条件に,各担当教
員テーマごとの評点が60点を超えた場合を合格とする.
最終評価:担当全教員分(担当教員の評価点(100%)+取組姿勢(10%))平均点とする.
再試験:未提出や不合格の課題レポートがある場合には,担当教員より課される追課題を合わせて期日内に提出
し,その評点が60点を超えること.この場合の最終評価は60点とする.
なお,合否判定にかかわる評価は下記の3項目について合計100点満点として行う.
報告書評価:目的,実験装置および方法,学習内容などが総合的にわかり易く書かれているか→40点
結果および考察:実験結果が客観的に考察され書かれているか→30点
課題:課される課題について積極的に調べ書かれているか→30点
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テキスト・参考書 |
各研究室が準備した資料またはプリント。参考書などについては各担当教員が指示する。
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メッセージ |
予習は積極的に行い,事前準備することを勧める。また,課題は期限を遅滞することなく提出すること。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
①「熱・流体ゼミナール」
・熱機関の理論計算手法の理解と出力・燃費予測。伝熱工学の応用解析。
・物体に作用する流体力の理論解析および流れの可視化に関する最近の研究事例。
②材料・加工ゼミナール
・機械、建築などの構造設計における、材料およびプロセスの選定とケーススタディ。
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・各自の設計する熱機関の出力、燃費を計算できること。伝熱計算のできること。
・流体の応用について簡単な事例を説明できること。
・最適な材料の選定ができること。
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後期中間試験 |
実施しない
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③機力・材力ゼミナール
・人の音声をFFT分析し考察する。
・ひずみゲージ測定の基礎と応用。
④制御情報・システムゼミナール
・CAD/CAM/CAE技術の活用方法について具体例をあげて解説する。
・医光学および品質工学における技術分野の事例解説。
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・FFTについて説明できること。
・ひずみゲージ測定ができること。
・IT応用技術について説明できること。
・医光学の応用および品質工学におけるS/N比を求めることができること。
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後期期末試験 |
実施しない
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