授業の目標と概要 |
日常生活や社会との関連を図りながら物質とその変化への関心を高め、科学的な見方
や考え方を養う。また、化学の基本的な概念や原理法則を理解させ、化学的に探究する
能力と態度を育てる。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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・ 教科書は「新編化学」と、1年次に使用した「新編化学基礎」を授業の内容に応じ
て使用する。
・ 毎時間、参考資料や補助教材(プリント)を配付するので、2穴綴じファイルを用
意し、適切に整理・保管する。
・ 授業は週に1回なので、知識の定着を図るために復習・予習を心がける。
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到達目標 |
「物質の状態変化」、「気体の法則」、「酸と塩基」、「金属のイオン化傾向」、
「電池と電気分解」について、日常生活や社会との関連及び化学の基本的な概念や原
理・法則を理解し、それぞれの内容を説明することができ、必要な計算ができる。
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成績評価方法 |
合否判定:定期試験(80%)、実験レポート等提出物(20%)で評価し60点以上を合格
とする。
再試験:不合格者には、補習を行った後、再試験を行い60点以上を合格とする。
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テキスト・参考書 |
教科書:文部科学省検定済教科書 新編化学基礎(東京書籍)
文部科学省検定済教科書 新編化学(東京書籍)
副教材:ニューサポート新編化学(東京書籍)
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メッセージ |
授業では、チームワークで仕事をする能力を身につけるため、グループディスカッ
ションを取り入れます。積極的に取り組むようにしてください。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1 シラバス等授業に関する説明 問題演習
2 溶液の濃度、中和①
3 中和②、実験器具の基本操作
4 実験「食酢中の酸の定量」
5 酸化と還元
6 金属のイオン化傾向、実験「電池の原理」
7 単元のまとめ
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1 1年間の授業内容及び評価について理解する。
2 モル濃度の説明ができ、モル濃度を質量パーセント濃度に換算できる。中和滴定の計算ができる。
3 食酢中の酸を定量するための実験方法について説明できる。滴定に使用する器具の取り扱い方法いついて説明できる。
4 実験の基礎知識を持っている。実験器具を正しく使うことができる。
5 酸化還元における電子の授受について説明ができる。
6 金属の反応性についてイオン化傾向に基づいた説明ができる。
7 中和滴定の量的な関係及びイオン化傾向と電池の原理について理解し、説明ができる。
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前期中間試験 |
実施する
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8 電池①
9 電池②、実験「ダニエル電池と鉛蓄電池」
10 電池③
11 電気分解①、実験「塩化銅水溶液の電気分解」
12 電気分解②
13 電気分解③
14 実験「電気分解の量的関係」
15 単元のまとめ
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8 電池のしくみを理解し、ダニエル電池について説明ができる。
9 鉛蓄電池について説明ができる。
10 一次電池、二次電池の種類とそれぞれのしくみについて理解する。
11 電気分解のしくみを理解し、塩化銅水溶液の電気分解について説明ができる。
12 さまざまな電気分解を理解し、銅の電解精錬や金属や化学物質の製造について説明ができる。
13 電気分解の法則を理解し、量的な関係を計算により求めることができる。
14 基本的な実験器具を正しく使って測定を行い、データをもとに必要な計算や考察ができる。
15 電池と電気分解の原理について理解し、説明ができる。
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前期期末試験 |
実施する
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16 状態変化①
17 状態変化②
18 気体の法則①
19 気体の法則②
20 気体の法則③
21 実験「気体の発生」
22 単元のまとめ
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16 物質の三態とその状態変化を説明できる。
17 分子間力、気体の圧力及び蒸気圧等について説明ができる.
18 ボイルの法則、シャルルの法則が説明でき、必要な計算ができる。
19 ボイル・シャルルの法則が説明でき、必要な計算ができる。
20 気体の状態方程式について説明ができ、必要な計算ができる。
21 基本的な実験器具を正しく使い、代表的な気体の発生実験ができる。
22 状態変化及び気体の法則について説明ができ、必要な計算ができる。
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後期中間試験 |
実施する
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23 金属イオンの分離と確認①
24 金属イオンの分離と確認②
25 実験「金属イオンの分離と確認」
26 酸と塩基①
27 酸と塩基②
28 実験「水溶液の識別」
29 実験結果の確認
30 単元のまとめ
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23 金属イオンの沈殿反応や呈色反応を理解する。
24 金属イオンの沈殿反応や呈色反応を利用して金属イオンの分離と確認ができることを理解する。
25 金属イオンの沈殿をろ過し、金属イオンの分離と確認ができる。
26 代表的な酸と塩基について、価数、強弱等について説明ができる。
27 塩について理解し、水溶液の性質を説明できる。
28 金属イオンの沈殿反応や呈色反応及び酸、塩基、塩の性質を理解し、それぞれの水溶液を識別できる。
29 金属イオンの沈殿反応、代表的な酸と塩基について理解し、水溶液の識別方法について説明ができる。
30
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後期期末試験 |
実施する
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