| 授業の目標と概要 |
第2 学年までに学習した電圧，電流の概念を発展させ，電界，磁界といった場の概念を
理解する．
電場や磁場に関わる諸現象を物理的，数学的に捉えることによって，その本質と電子工
学のつながりを理解する．第3 学年では主に静電界について学習する．
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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内容が抽象的なので，その描像を自分なりにイメージするよう努力する．そのために高
校物理で学習する力学の基礎，エネルギ保存則，電荷，クーロン力のイメージをつかん
でおくとよい．また，偏微分，積分といった3 学年の数学で学習する内容が必要であ
り，難しく感じられる部分もあるが，演習問題を数多く解くことで，ある程度対応できる．
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| 到達目標 |
・真空中の電界，電位などの数式的な取り扱いができる．
・クーロンの法則に基づく計算ができる．
・ガウスの定理が理解できる．
・誘電体中の電場，電位などの数式的な取り扱いができる．
・ガウスの定理に基づく計算ができる．
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| 成績評価方法 |
合否判定：２回の定期試験の結果の平均が60点以上であること．
最終評価：２回の定期試験の結果の平均（１００%）とする．
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| テキスト・参考書 |
テキスト
小塚 洋司： 電気磁気学（森北）
参考書
安達，大貫：電気磁気学（森北） 演習電気磁気学（森北） 金古：電磁気学の基礎と
演習（学献社）
後藤 他:詳解電気磁気学演習（共立）
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| メッセージ |
第2学年で習ったコンデンサとインダクタンスといった基本的なデバイスは，それぞれ
電界と磁界を学習するとその本質が理解できる．電子工学の基礎科目の一つなので確実
に理解するように自宅学習をしっかり行うこと．
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| 授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
○ベクトル解析の基礎(2)
○電荷とクーロンの法則(1)
○電界(3)
○電気力線(1)
○仕事とエネルギー(1)
○電位と電界(2)
○真空中のガウスの定理（概念と計算）(3)
○電気力線の発散(2)
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・ベクトル演算子による簡単な計算ができる．
・数個の電荷の間に働くクーロン力を計算できる．
・1 個の電荷により生じる電界の計算ができる．
・電気力線から電界のイメージをつかめる．
・仕事とエネルギーに関するイメージを持てる．
・電位と電界を相互に計算できる．
・ガウスの定理の説明ができる．
・ガウスの定理の微分形の説明ができる．
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| 後期中間試験 |
実施する
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○ガウスの定理による計算(2)
○電気双極子，電気二重層による電場(3)
○導体と静電界(2)
○電位係数(1)
○誘電体と誘電率(2)
○静電容量(2)
・平行平板コンデンサ ・任意の場合
○誘電体と電子分極，電束密度(2)
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・ガウスの定理を用いた簡単な電界の計算ができる．
・電気双極子によって生ずる電場を計算できる．
・導体と電界の特徴を理解している．
・電位係数の特徴を理解している．
・コンデンサを例にして誘電体の説明ができる．
・任意の物体の静電容量の計算方法を理解している．
・分極のイメージを定性的に説明できる．
・誘電体中の電束密度，電気力線の描写を行える．
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| 後期期末試験 |
実施する
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