授業の目標と概要 |
過去の文明が持つ豊かな文化と価値観の多様性の理解に努め、人間社会の歴史としての世界史を学ぶ。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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授業は、テキストを皆さんに読んでもらい、それに解説を加えていきます。テキストをじっくりと読み、解説を
しっかりと聞くこと。自学自習では、テーマごとに要点をまとめていくこと(重要!)。
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到達目標 |
歴史的視点をもって過去や近年の出来事の重要性を判断する基礎力を養うことができる。
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成績評価方法 |
定期試験の平均点が60点を超えている者を合格とする(合否判定=最終評価)。
60点未満の者には、再試験(又はレポート)を課し、60点以上を合格とする。
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テキスト・参考書 |
★ 教科書 : 大江一道 『新 物語 世界史への旅 Ⅱ 』 (山川出版社)
☆ 参考書 : 大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』(大阪大学出版会)
☆ 参考書 : 樺山紘一 『世界史への扉』 (講談社)
☆ 参考書 : 『角川世界史辞典』(角川書店)
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メッセージ |
異文化の歴史世界へと案内します。そこから多文化共生に至る道筋に思いをめぐらせてほしいと思います。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
01~07)近世
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01~07)以下について略述できる
a)日本にきたザビエル~大航海時代とイエズス会創設事情
b)ハイブリッドな地中海世界~「オスマンの平和」を支える地中海商業ネットワーク
c)オランダの世紀とグロティウス~国際商業における優位と「海洋自由論」の意義
d)平戸・長崎と初期徳川外交~東南アジアの通商ネットワーク
e)天下動乱の紫禁城~明・清交替期の東北アジアの政治情勢
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前期中間試験 |
実施しない
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08~15) 近世
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08~15) 以下について略述できる。
f)三十年戦争とクリスティーナ女王~「主権国家体制」の確立期を生きた女王の軌跡
g)ピョートル大帝のロシア改造~大陸辺境の「大国」が国際政治の舞台に登場する過程
h)ブダペストとプラハの輝き~中近世の中欧二都市の発展史
i)モーツァルトとその時代~啓蒙専制君主マリア・テレジアとの交差
j)名誉革命体制下のデフォー~コーヒーハウスと近世イギリスのジャーナリズム
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前期期末試験 |
実施する
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16~22)近代
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16~22) 以下について略述できる。
k)フランス革命とコンドルセの悲運~革命の展開とコンドルセ、その「公教育」論
l)ゲーテ・シラーにみる青春の誕生~啓蒙が新時代開始の自覚を促す18世紀ドイツの政治と社会
m)ヨーロッパの覇権抗争とアジア貿易~イギリスの台頭とそのアジアへの拡大(フェートン号事件)
n)「ウェスタン・インパクト」(ペリー来航など)とアジアの苦悩について
o)岩倉使節団とパリ・コミューンの記憶~パリ民衆の「革命的心性」を維新勝者はどう見たか
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後期中間試験 |
実施しない
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23~27) 近代
28~30) 現代
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23~27) 以下について略述できる。
p)ミュンヘン~ドイツ・バイエルンの「輝ける都市」の歴史とゆかりのある人物(ワーグナーとルードヴィヒ二世、ヒトラー)
q)近代上海の成立と東アジア~自由貿易帝国主義、それと並び立つアジア間貿易秩序の形成
r)小国スイスと永世中立~スイス成立史と永世中立国を隠れ家とした革命家レーニンのエピソードについて
28~30)以下について略述できる。
s)シャガールの二十世紀~二つの世界大戦と革命を生きた画家のエピソードについて
t)20世紀をふりかえる~対抗する四つの理念(ナショナリズム、社会主義+共産主義、ポピュリズム、権威主義)の概要とその相互浸透について
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後期期末試験 |
実施する
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