シラバス情報

シラバス基本情報

関連科目
前関連科目 後関連科目
電子工学 電子回路,電気工学実験Ⅳ

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 この講義では,3学年の電子工学で学んだ電子素子を用い,増幅回路
や発振回路が構成できることを学ぶ.この科目は,応用科目であるが5学年の電子回路,5学年の電気工学実験Ⅳ
に関連する.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
1学年の数学,電気回路,2学年の数学,電気回路,3学年の電気回路,電子工学に関す
る知識を基礎とする.授業中演習を行うので,積極的に取り組むこと.家庭においても同
様の課題を解く習慣をつけること.
到達目標 電子素子を用いた,増幅回路の回路図について説明できる.また,トランジスタやFETを
用いた増幅回路の設計ができる.
成績評価方法 定期試験 100% 授業態度 ±10%
合否判定:4回の定期試験の結果の平均が60点以上
最終評価:4回の定期試験の結果の平均(100%)と授業態度(±10%)との合計
再試験の合否判定:60点以上
テキスト・参考書 教科書:アナログ電子回路 大類重範 日本理工出版会参考書:入門電子回路 アナログ編
家村道雄他 オーム社
電子回路基礎 池田誠 数理工学社電子回路の基礎 堀桂太郎 電気書院
メッセージ 電子回路は,電子情報社会を支える基盤技術の重要な役割を果たしている.基本的な
ことは確実に身に付けるようしっかり学んでほしい.毎回授業中に行う演習について,
同様の問題を設定し,家庭においても演習を行うこと.なお,教科書を持参しない,
ノートを取らない,居眠りをするといった行為は,欠席と同等に扱う.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
ガイダンス,半導体の性質(1回)
pn接合ダイオードとその特性(1回)
トランジスタの基本回路(2回)
トランジスタの増幅作用(2回)
演習(1回)
半導体の特性を説明できる.
ダイオードの特性と動作点の意味を説明できる.
トランジスタの基本回路の特性を説明できる.
トランジスタの増幅の仕組みを説明できる.
前期中間試験 実施する
定期試験に関する解答と解説(1回)
トランジスタのバイアスと動作点(3回)
トランジスタ増幅器の安定度(1回)
直流負荷線と交流負荷線(2回)
演習(1回)
トランジスタのバイアス回路の設計ができる.
安定度の意味が説明でき,計算ができる.
増幅器への信号の加え方と取り出し方が説明でき,設計できる.
前期期末試験 実施する
定期試験に関する解答と解説(1回)
トランジスタの増幅回路の等価回路(6回)
増幅度とデシベル(1回)
hパラメータを用いた回路の特性計算ができる.
周波数特性の原因を理解できる.
後期中間試験 実施する
定期試験に関する解答と解説(1回)
電界効果トランジスタ(5回)
負帰還増幅回路(1回)
電界効果トランジスタを用いた回路の特性計算ができる.
帰還回路の特性を説明できる.また,回路の計算ができる.
後期期末試験 実施する
到達目標
1. トランジスタやFETを使った増幅器の仕組みが理解できる
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 トランジスタやFETを使った増幅器の設計ができる トランジスタやFETを使った増幅器の仕組みが理解できる トランジスタやFETを使った増幅器の仕組みが理解できない
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 100 100
基礎的能力 50 50
専門的能力 30 30
分野横断的能力 20 20
© 2009,2010,2011 KNCT Syllabus System -- Ver. 0.85