授業の目標と概要 |
確率統計の基礎学力養成を目標とする.
まず, 場合の数の基本的な考え方を理解し, 順列, 組合せの問題が解けるようにする.
それを踏まえて, 確率を求められるようにする.
次に, 1次元のデータの分布の様子, および2次元のデータの相関を読み取れるようにする.
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
当たり前のことであるが, 教科書・ノート等を忘れず持参し, 授業の内容をきちんとノートにとる
ことが大切である.
授業で指示された問いや練習問題を必ず自学自習し, 次の授業のときに解答を示せるように準備し
ておくことを求める.
|
到達目標 |
基礎事項と数学的な考え方を十分理解し, 教科書と補助教材の問題の60%は自分の力で解くことが
できる.
|
成績評価方法 |
数学A・B・Cすべての試験の点数の平均点によって評価する(100%).
6割以上の場合, 授業態度などを10%までの範囲で加減する.
再試験は, 数学A・B・Cまとめて学年末に1回のみ行う.
|
テキスト・参考書 |
教科書: 新 基礎数学(大日本図書), 数学A(数研出版)
問題集: 新版 基礎数学演習 (実教出版), 新編 高専の数学1問題集 (森北出版)
参考書: 新編 高専の数学3問題集(森北出版)
|
メッセージ |
授業の内容を十分に理解するためには, ノートをきちんととり,
積極的に質問するように努め, さらに後で復習することが大切である.
授業ノートは数学A, Bと別にすること.
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
場合の数
・場合の数(1回)
・順列(1回)
・円順列・重複順列(2回)
・組合せ(1回)
・二項定理(2回)
確率
・事象と確率(2回)
・確率の基本性質(2回)
・期待値(2回)
・独立な試行の確率(2回)
|
・積の法則, 和の法則を使い分けることができる
・順列の問題を解くことができる
・重複順列, 同じものを含む順列, 円順列の問題を解くことができる
・組合せの問題を解くことができる
・二項定理を利用して, 式を展開することができる
・確率の定義を理解し, 求めることができる
・確率の性質を用いて, 確率を求めることができる
・期待値を求めることができる
・事象な試行の確率を求めることができる
|
後期中間試験 |
実施する
|
・反復試行の確率(2回)
・条件付き確率(2回)
データの分析
・データの整理(1回)
・データの代表値(2回)
・データの散らばりと四分位範囲(2回)
・分散と標準偏差(2回)
・データの相関(2回)
・回帰直線(2回)
|
・反復試行の確率を求めることができる
・条件付き確率を求めることができる
・度数分布表を作ることができる
・平均, 中央値, 最頻値を求めることができる
・四分位範囲を求めることができ、箱ひげ図を書くことができる
・分散, 標準偏差を求めることができる
・相関係数を求めることができる
・回帰直線を求めることができる
|
後期期末試験 |
実施する
|