授業の目標と概要 |
近現代史を中心とする世界の歴史について理解する。
地理的条件や日本の歴史と関連付けながら、現代の諸課題を歴史的観点から考察する。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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テキストによる事前学習を心がけること。
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到達目標 |
1) 16世紀から20世紀前半までの歴史を概観して、現代の世界が形成された特色を理解する。
2) 現代の社会やその諸問題が歴史的に形成されたものであるということを知り、歴史を学ぶ意義に気付く。
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成績評価方法 |
定期試験(80%)と、課題プリント・ノート等の提出(20%)で評価し、60点以上が合格。
60点未満の者には再試験(またはレポート)を課し、60点以上を合格とする。合否判定もこれに同じ。
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テキスト・参考書 |
★ 教科書 : 『世界史A』(東京書籍)
☆ 参考書 : 『山川日本史小辞典』 (山川出版社)
☆ 参考書 : 中公文庫『世界の歴史』(中央公論新社,全30巻)
☆ 参考書 : 河出文庫『世界の歴史』(河出書房新社,全24巻)
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メッセージ |
現在、世界各国で起きている出来事をニュースなどで知るだけでなく、その文化的・歴史的背景について興味をもつ
ようにしてください。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
01. 中華帝国の繁栄と東アジア(2回)
02. 西アジアと南アジア(2回)
03. 16世紀のヨーロッパ(1回)
04. 主権国家体制と世界商業(2回)
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01. 明・清帝国の繁栄を中心に、琉球、朝鮮半島、日本など東アジア
諸地域の動向を理解できる。
02. ムガル帝国やオスマン帝国などが政治・経済的に黄金時代を迎
えていたことを理解できる。
03. ルネサンスや宗教改革などの動きを整理し、ヨーロッパの海外進
出との関連性について考察できる。
04. ヨーロッパに成立した主権国家体制と絶対王政の特色、世界商
業の進展について理解できる。
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前期中間試験 |
実施する
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05. ヨーロッパとアメリカの諸革命(3回)
06. 産業革命と世界市場の拡大(1回)
07. ウィーン体制とその崩壊(1回)
08. 国民国家への道(2回)
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05. アメリカ独立革命からナポレオン戦争にいたる過程とその歴史
的意義について、理解・考察できる。
06. イギリスで産業革命がおきた要因を考察できる。
07. 19世紀前半のヨーロッパでウィーン体制が動揺・崩壊していく過
程について理解できる。
08. 19世紀の欧米各国の状況について理解できる。
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前期期末試験 |
実施する
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09. 東アジアの変容(2回)
10. 南アジアの変容(1回)
11. 西アジア、アフリカの変容(1回)
12. 植民地の拡大と深まる国家の対立(2回)
13. アジア、アフリカの抵抗運動(1回)
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09. ヨーロッパの進出が中国社会に与えた影響や、清の改革運動
などについて理解し、日清戦争をめぐる東アジアの動きについて
考察できる。
10. ヨーロッパの進出によるインドの植民地化の過程、それに伴う
社会の変容、抵抗運動について理解できる。
11. オスマン帝国の衰退とヨーロッパの進出による西アジア・アフリ
カの社会の変容について考察できる。
12. ヨーロッパにおこった国民国家形成の動きが帝国主義に発展し
たことと、列強諸国の勢力拡大について理解できる。
13. 帝国主義の動きに対して、アジア、アフリカでおきた民族運動に
ついて理解できる。
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後期中間試験 |
実施する
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14. 第一次世界大戦(2回)
15. 戦後秩序の形成(1回)
16. 世界恐慌とファシズム(2回)
17. 第二次世界大戦(2回)
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14. 20世紀初頭のヨーロッパの国際関係と、第一次世界大戦の背景
について考察できる。大戦の経過と、総力戦としての性格について
考察できる。戦争が終結にいたる状況とロシア革命について理解
できる。
15. ヴェルサイユ体制、ワシントン体制の特質と、戦後のアジアやア
フリカの民族運動について考察できる。
16. 世界恐慌が戦間期の国際秩序に危機をもたらし、ファシズムの
台頭によって新たな国際対立が生み出されたことについて考察で
きる。
17. ヨーロッパにおける大戦の展開と太平洋戦争の始まりについて
理解できる。大戦が終結に向かう経過について理解し、戦後世界
に及ぼした影響について考察できる。
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後期期末試験 |
実施する
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