授業の目標と概要 |
3D-CAD(Computer Aided Design)の発展に伴い,これからの技術者にはこの技術
修得が必要不可欠なものになっている.
この科目の目標は,3D-CADシステム(SolidWorks)の基本操作および高度な利用
方法を修得するとともに,学生間の協働や能動的な学習を通して,コミュニケーション
能力を養成することである.
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
①この授業は,例題および演習課題による演習主体で実施します.
②第2,第3学年の「機械設計製図ⅠおよびⅡ」で学修したに内容を十分に理解して
いること.
③必要に応じて,第2,第3学年の「機械設計製図ⅠおよびⅡ」で使用した教科書
「機械製図(実教出版)」を持参すること.
④演習課題の作成が遅進している場合は,放課後などを利用して,自主的に遅れを
取り戻すこと.
|
到達目標 |
①3D-CAD(SolidWorks)の基本操作が修得できる.
②3D-CAD(SolidWorks)の高度な利用方法が修得できる.
③学生間の協働や能動的な学習を通して,コミュニケーション能力を養成すること
ができる.
|
成績評価方法 |
①合否判定:すべての例題および演習課題が指定期日までに提出され,評価基準に
基づいたすべての演習課題の評価が60点を超え,下式で算出した評点が60点を超えて
いること.
基礎課題(5テーマ×10%,小計50%)+応用課題(軸継手20%,自由課題30%)
②演習課題の評価:評価基準 3D-CADの理解,2次元から3次元へのモデル化,
作成モデルの正確性,アセンブリの実現
③最終評価:合格(合否判定60点以上);合否判定+受講態度(最大+10%)
不合格(合否判定60点未満);合否判定
④後期末再試験:未提出の演習課題を提出し,評価基準に基づいた,その評点が
60点を超えていること.
⑤学年末再試験:未提出の演習課題と別に課すレポートを提出し,評価基準に
基づいた,その評点が60点を超えていること.
|
テキスト・参考書 |
テキスト:①SolidWorksによる3次元CAD 第2版(実教出版,門脇重道・
藤本 浩・高瀬善康・黒田博晟),②はじめての3D CAD
SOLIDWORKS入門(電気書院,株式会社マインズ著),
参考書:①よくわかる3次元CADシステムSolidWorks入門 Part3
(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編),②図解SolidWorks実習
【第2版】(森北出版,栗山晃治・新間博之共著),③3次元CAD
SolidWorks練習帳(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編),
④よくわかるSolidWorks演習 モデリングマスター編(日刊工業
新聞社,(株)アドライズ編),⑤機械製図(実教出版)
|
メッセージ |
①授業(90分)は,演習主体で実施しますので,進度に個人差が生じること
があります.遅れは昼休みや放課後などを利用して,自主的に遅れを取り戻し
てください.
②演習課題の目標は,『提出期限までにクラス全員が演習課題を終了する
こと』です.そのため,学生間の協働や能動的な学習をするうえでのコミュニ
ケーション能力が重要となります.また,演習課題の提出は,期限を遵守して
ください.(正当な理由のない遅延は認めません.正当な理由:病欠,忌引
など.部活動による大会参加で欠席する場合は,事前に欠席期間や演習の進捗
状況などを必ず連絡してください.)
③疑問点や不明な点は,必要に応じて授業中に質問してください.
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
①ガイダンス,システムの使用方法(0.5回)
②2次元スケッチの練習(2.5回)
③3Dモデリングの練習(2回)
④機能の説明,ゼネバストップの組み立て(3回)
|
①3D-CADシステム(SolidWorks)の使用方法などが
理解できる.
②ボルト・ナットとフランジ形たわみ軸継手を課題
とし,2次元スケッチ入力を身につけることが
できる.
③例題・課題を通して,3Dモデル作成の一連の手順
を身につけることができる.
④例題を通して,より複雑な形状作成機能や変形
機能を,ゼネバストップの作成を通して,各部品を
作成する手順とアセンブリを身につけることが
できる.
|
後期中間試験 |
実施しない
|
⑥フランジ型たわみ軸継手の組み立て(3回)
⑦自由課題(4回)
|
⑥2次元スケッチや機械設計製図Ⅱで作図したフランジ
型たわみ軸継手の作成を通して,各部品を作成する手順
とアセンブリを身につけることができる.
⑦機械や機械を構成する部品等のモデリングを通して,
各部品を作成する手順とアセンブリを身につけること
ができる.
|
後期期末試験 |
実施しない
|