| 授業の目標と概要 |
機械工作法Ⅰ(第2学年)に続き，機械工作法及び工作実習によって修得した各種材料の加工法について，加工技術の原理を科学的に理解し，それらの特徴を把握し
て適切な工作法を選択できる能力を養成する．更に機械工作に使用される各種の工具や設備，加工機械の構造と特徴理解して，生産設備を適切に改善し能率向上を
図る能力を養う．
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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教科書を中心に各種加工方法の原理と特徴を把握させる．適宜VTRやビジュアル教材を提示して，実際の加工状況を認識させる．身の回りにある実際の製品につい
て，どのように加工したのだろうという疑問 を持って物を見る眼を養ってほしい．それが講義に対する集中力や興味につながる．授業後，復習すること．
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| 到達目標 |
工作法1に引き続き各種加工法の特徴を把握した上で，
1）機械部品を設計するときに適切な加工方法を選択できる．
2）加工方法の原理が説明できる．
3）加工に使用する工作機械の特徴を説明できる．
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| 成績評価方法 |
合否判定：4回の定期試験結果の合計が240点を超えていること．
最終評価：4回の定期試験結果の平均点を80%、授業中の学習態度,小テストと標準試験結果を20%とし、その合計値で評価
再試の合否判定；4回の定期試験のうち，素点60点未満のみを受験し，そこは定期試験の結果と差し替え，それらの結果の平均点が60点を超えること．なお，再試
は基本的に1回とする．
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| テキスト・参考書 |
教科書：実教出版 「新機械工作」
参考書：①日刊工業新聞社「基本機械工作法」，②共立出版「基礎切削加工学」
③共立出版「工作機械」など，
自習用/実教出版 機械工作1･2 演習ノート
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| メッセージ |
各種加工方法に関して体系的に認識すること．例えば，塑性加工，切削加工，研削加工など
それぞれに属する加工方法の原理と特徴を把握してほしい．
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| 授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1．ガイダンス; シラバスの説明（0.5回)
2. 成形加工（3回)
3. 切削加工
-1) 切削による加工 (3回)
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1．ガイダンス; シラバスの説明（0.5回)
2.成形加工
・せん断・曲げ加工のしくについて理解させる。
・深絞り加工について理解させる。
・鍛造について理解させる。
・射出成形について理解させる。
・粉末冶金について理解させる。
3. 切削加工
-1) 切削による加工
・旋削のしくみ、切削抵抗について理解させる。
・旋盤の構造について理解させる。
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| 前期中間試験 |
実施する
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-2) フライスによる加工 (3回)
-3) 穴あけ (2回)
-4) その他の切削加工 (1回)
-5) 切削工具 (1回)
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-2) フライスによる加工
・フライス削りのしくみについて理解させる。
・フライス盤の構造について理解させる。
-3) 穴あけ
・穴あけのしくみについて理解させる。
・ねじ切り、座ぐりなど、穴の二次加工について理解させる。
-4) その他の切削加工
・歯切り法および歯切り盤について理解させる。
-5) 切削工具 (1回)
・切削工具の種類と特徴について理解させる。
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| 前期期末試験 |
実施する
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-5) 切削工具 (2回) ・・続き
-6) 切削加工の効率化 (2回)
4. 砥粒加工
-1) 研削加工 (3回)
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-5) 切削工具 (2回)
・切削工具の種類と特徴について理解させる。
・超硬合金工具鋼など硬質材料工具の性質や用途を理解させる。
-6) 切削加工の効率化 (2回)
・切削加工の効率化には、切りくずの扱いが重要であることを理解させる。
・工作物の材質や作業条件などを考慮して、切削速度を選定することを理解させる。
・切削油剤を使用する目的について理解させる。
4. 砥粒加工
-1) 研削加工
・研削加工のしくみについて理解させる。
・砥石の構成要素およびそれぞれの要素の働きを理解させる。
・研削抵抗や研削液の働きについて理解させる。
・砥石の切れ刃の自生作用について理解させる。
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| 後期中間試験 |
実施する
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-2) 研磨加工 (2回)
5.特殊加工と表面処理
-1) 特殊加工 (2回)
-2) 表面処理 (1回)
6.生産の自動化
1 数値制御工作機械 (4回)
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-2) 研磨加工
・ホーニングやライニング、砥粒を使った仕上げ加工法について理解させる。
5.特殊加工と表面処理
-1) 特殊加工
・放電加工のしくみについて理解させる。
・レーザ加工のしくみについて理解させる。
-2) 表面処理
・液相めっきおよび気相めきのしくみについて理解させる。
・いろいろな塗装方法について理解させる。
6.生産の自動化
-1) 数値制御工作機械 (4回)
・ＮＣ旋盤やマシニングセンタなど代表的なＮＣ工作機械について理解させる。
・ボールねじ駆動方式とリニアモータ駆動方式について理解させる。
・サーボ機構の制御方式について理解させる。
・ＮＣ工作機械の制御について理解させる。
・ＮＣプログラムの作成の手順を理解させる。
・コンピュータ利用した製品開発について理解させる。
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| 後期期末試験 |
実施する
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