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授業内容・授業計画

授業の目標と概要 計測に関する基礎知識を養う.実際に物理量を計測するシステムを構築し,校正,計測,データの評価をお
こない,計測に関する基本的なスキルを身につける.さらに測定結果について整理・分析をおこない発表で
きる力を養う.本授業は卒業研究と密接な関連がある.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
この授業は実験・演習形式でおこない,適宜課題を出す.最終的に与えられた課題に対して各自で計測シス
テムを構築し,データの取得をおこない,結果について発表をおこなう.
前提となる知識として,電磁気,電気回路,電子回路,プログラミング,データの統計的な取扱いがあげら
れる.
適宜出される課題の遂行をおこないながらプログラミングについて学習すること.また,最終的に磁束の測
定をおこなうことになるので,上記の前提となる知識について各自学習しておくこと.
到達目標 計測支援ソフトウェアを用いて,計測,データ処理,結果表示などをおこなう計測システムを製作できる.
作成した計測システムの校正や測定データの統計的な処理ができる.
作成した計測システムについてや測定データから得られる結果について文書やプレゼンテーションにより説
明できる.
以上の事柄を習得することにより電子工学における基礎知識を得,それらを応用する能力を身につける.
成績評価方法 合否判定:適宜出題する課題のレポート(30%),計測システムの完成度(30%),プレゼンテーション
(40%).
レポート:与えられた課題を計算し結果表示できるプログラムであるかを評価.完成度:センサからの信号
を解析し,その結果を適切に表示できるかを評価.プレゼン:測定結果をわかりやすく伝えられているかを
評価.以上の評価により,60点以上であること.
最終評価:合否判定と同じ.不合格の場合,補習ののち再試験期間に再度上記項目について評価をおこな
う.
テキスト・参考書 テキストは適宜配布する.
参考書:渡島浩健,バーチャル計測器LabVIEW入門(CQ出版社)
小澤哲也,図解LabVIEW入門(森北出版)
メッセージ 計測の基本やデータ処理の基本(統計的な処理)を学び,さらにプレゼンテーションの力を向上させること
をねらった授業です.各自の積極的な取り組みが必要となります.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.授業ガイダンス,測定の誤差や精度(1回)
2.センサ,計測機器の原理とセンシング技術の概略(1回)
3.実験データの統計的な処理方法(1回)
4.LabVIEW(計測支援ソフトウェア)の基本操作(1回)
5.LabVIEW上での波形表示とループ(1回)
6.LabVIEWによる計測データの処理(1回)
7・8.LabVIEWを用いた電圧計測(2回)
1.測定の精度や誤差について理解できる.
2.一般的なセンサの原理と特徴を理解する.
3.測定データの処理方法がわかる.
4~5.LabVIEWによる基本的なプログラミングができる.
6.ソフトウェアを用いてデータの処理ができる.
7・8.LabVIEWによる簡単な電圧測定ができる.
前期中間試験 実施しない
9.測定対象および製作する計測システムの概要説明(1回)
10.センサ回路を用いたシステム設計(1回)
11~13.計測システムの製作とデータ処理(3回)
14.発表用資料(スライド)作成(1回)
15.製作した計測システムを用いた測定結果の発表(1回)
9.主体的に測定対象の計測システムを立案できる.
10.センサを用いた計測システムの設計ができる.
11~13.計測システムの製作ができる.
14.データの整理や分析を的確におこなえる.
15.自らの測定結果についてわかりやすく説明できる.
前期期末試験 実施しない
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