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メカトロニクスⅠおよびⅡ,制御工学 機械制御工学概論

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 昨今,機械工学の分野に携わる技術者に対してコンピュータを用いて解析制御できる技
術力の修得への要求が増大している.このような状況に
対処するため,解析制御の基礎の知識や手法を修得する.用いるソフトウェアは数値解
析ソフトウェアMATLAB およびMATLABクローンソフトの
Scilabであり,メカトロニクスⅠ,Ⅱで培ったプログラミングの知識に加え,数値解析処
理と制御処理を活用でき,実際的な問題に対処する能力
を育成する.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
これまでに履修した情報処理でのプログラミング手法の知識と,解析と制御に必要な数
学的,工学的知識を必要とする.教科書に沿った講義スライドを用いて授業を進
め,Blackboardを利用した演習レポートを毎回課すため,自ら学ぶ姿勢が重要である.
また,演習の理解促進のために,数学,物理,力学関係,制御工学などで使用した教科
書を参考書として利用すること.
到達目標 (1) 技術的課題を分析・解決するためにコンピュータを充分に活用できる.
(2) 問題解法のために.各種解析手法を活用できる.
(3) 解法の結果データを,図表による視覚的な手法で表現できる.
成績評価方法 合否判定:単元毎の演習レポートが全て期限内に提出され,かつ前期定期試験2回,後
期総合レポート2回の平均が60点を超えていること.
     なお,平均点が60点に至らない場合は,補講と再試験を実施する.
最終評価:定期試験2回,総合レポート2回の平均(60%)と演習レポート(40%)の合
計とする.
演習レポート評価基準:スクリプトの内容と考察

再試験:演習レポートがすべて提出された場合に再試験の受験資格を与える.
    再試験,再レポートの結果が60点以上となった場合は最終評価を60点とする.
テキスト・参考書 使用教科書:青山貴伸他著「使える!MATLAB 第2版」,講談社サイエンティフィク
参考書:小林一行著,「MATLAB ハンドブック」,秀和システム
    青山貴伸著「使える!MATALAB/Simulinkプログラミング」,講談社サイエン
ティフィク
    G.J.Borse著「MATLAB数値解析」,オーム社
メッセージ MATLABの科学計算機能は極めて高いので,卒業研究,実験で利用できるように理解に勤
めて下さい.
また,課題の考察および疑問点は,メールにて提出します.
疑問点に関しては,その都度回答するようにします.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.イントロダクション (1 回)
2.MATLAB の基本操作と主要な関数 (3 回)
3.MATLABとExcelの連携とデータ処理 (2 回)
4.簡単な行列計算の適用例 (1 回)
1.MATLAB の起動方法などの環境設定ができる。
2.スカラー計算や行列の操作と計算ができる。
3.Excelデータのインポートやグラフ化,抽出をおこなうことができ,データ処理やレポートの作成ができる。
4.簡単な工学問題へ適用できる。
前期中間試験 実施する
5.グラフィックス (2 回)
6.Handle Graphics (2 回)
7.データとファイル (1 回)
8.制御構造 (2 回)
5.解析結果を各種グラフに変換しデータの可視化がおこなえる。
6.グラフィックスの属性を理解し活用できる。
7.データ変数とデータファイルの入出力管理ができる。
8.構造化制御のためのif 文などを計算に利用できる。
前期期末試験 実施する
9.スクリプトファイル(2 回)
10.データの統計処理(2 回)
11.微分・積分(2 回)
12.微分方程式 (2 回)
9.専用の関数処理プログラムを作成できる。
10.MATLABを用いて,データの統計処理ができる。
11.微分、積分の数学的手法を理解し利用できる。
12.微分方程式の解法(Runge-Kutta 法)を利用できる。
後期中間試験 実施しない
13.Simulink,Scilab(2 回)
14.制御理論への適用(3 回)
15.データ解析(2 回)
13.制御シミュレータSimulinkやScilabを簡単な例に利用できる。
14.PID 制御などSimulinkやScilabを利用してシミュレーションができる。
15.計測データを集計やデータ解析ができる。
後期期末試験 実施しない
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