授業の目標と概要 |
鋼構造物の製作において,溶接は欠かせないものである。ここでは,溶接の基本事項か
ら始まり溶接設計,溶接材料,溶接施工,溶接監理に至る一連の流れを理解し実際の製
作に携わる上で必要な知識と技術を習得する。座学が中心であるが溶接実習やビデオ等
により理解を深める。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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鋼構造物の骨組構造と施工方法を理解しており,構造力学が解けること。
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到達目標 |
1.溶接の利点と欠点,溶接法の種類を理解できる。
2.溶接部の性質を理解できる。
3.溶接部の設計を理解できる.
4.溶接の管理について理解できる。
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成績評価方法 |
合否判定:2回の定期試験(後期中間50%+学年末50%)の平均が60点以上を合格とする。
最終評価:合否判定点+その他の評価点(±10点)
その他の評価点:マイナス(居眠り、授業以外のことをする、私語・暴言)
プラス(ノートをしっかり取っている、積極的な授業への取り組み))
ただし,最終評価の最高点は100点,最低点は60点とする。
再試験:不合格の場合には再試験を実施し、60点以上を合格とする。最終評価は60点と
する。
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テキスト・参考書 |
テキスト:溶接接合設計施工ガイドブック、日本建築学会
参考書:溶接技術の基礎,溶接学会編,産報出版
溶接・接合技術,溶接学会編,産報出版
新版建築溶接問答,田中義吉・鈴木英次,建築知識
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メッセージ |
専門的な授業ですが,溶接が無くては鉄骨建物は建ちません。溶接を学んだ建設技術者
は大変少ないので,貴重な経験になると思います。将来鉄骨の建物に携わる時に役に立
ちますから,しっかり勉強して下さい。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.ガイダンス,溶接法とその種類(2回)
2.溶接の基礎知識、溶接継手の強さ(3回)
3.溶接実習(1回)
4.溶接設計(2回)
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・溶接の歴史および溶接法の種類と概要を理解できる。
・継手の機械的性質,疲れ強度,脆性破壊,残留応力と溶 接変形に関して理解できる。
・下向き溶接でビードを置くことができる。
・溶接継手の種類を理解し,強度計算ができる。
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後期中間試験 |
実施する
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5.溶接用鋼材と溶接熱影響部の材質(2回)
6.溶接材料の選び方・使い方(1回)
7.溶接実習(1回)
8.溶接施工管理(3回)
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・溶接に使用される鋼材の種類を学び,溶接部の性状を
理解できる。
・被覆アーク溶接と半自動溶接に使用される材料が理解 できる。
・すみ肉溶接と突き合わせ溶接が理解できる。
・良い溶接を行うための管理について理解できる。
・溶接部に生じる欠陥の種類を理解し,その検査方法が わかる。
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後期期末試験 |
実施する
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