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授業内容・授業計画

授業の目標と概要 人工衛星や有人宇宙ステーションなどの宇宙機システム設計は、電力システム工学通信工学、
構造・熱力学など多岐にわたる「総合システム工学」、「複合システム工学」から成り立つ。
「宇宙システム工学」では、この宇宙機システムのミッションデザインに必要となる宇宙システム
技術、衛星通信、軌道力学、宇宙電力システム等の基礎知識を総合的に学習する。
これらの必要な基礎知識を総合的に学ぶことで宇宙機プロジェクトのミッション設定やミッション
デザインの手法を学ぶ。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
●本コースでは、電気電子系や機械系を専門とするエンジニアに、ミッション
デザインに必要な衛星通信や軌道力学などの専門を幅広く学ぶことで、
プロジェクト遂行に必要なシステムエンジニアリングの素養を身につける。
●専門外の専門に触れること厭わず、積極的に関係する文献に触れること。
●NASAやJAXAのWebから関連する情報を積極的に収集すること。
到達目標 ●宇宙環境、衛星通信、軌道力学、電力システム、有人宇宙システムの基礎が理解できる。
●プロジェクト推進のためのミッションデザインの手法の基礎が理解できる。
成績評価方法 合否判定:2回の定期試験の結果の平均点が60点以上であること。
最終判断:最終評価=(合否判定の点数)±(その他評価点(±10点以内))が60点以上であるこ
と。ただし、最終評価の最高点は100点とする。
再試験は60点以上をもって合格とする。
テキスト・参考書 ●教科書は使用しない。プリントまたはスライドを使用する。
●参考書:(1)「宇宙システム概論」(倍風館)茂原正道
      (2)「衛星通信技術」(コロナ社)宮憲一
      (3)「低軌道衛星通信システム」(コロナ社)
メッセージ NASA,ESA,JAXAなどの公開HPを頻繁にチェックし、国内外の最新の情報に触れるように努める。
NASAが公開しているNASA TVをモニタし、最新技術情報を入手する。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.ガイダンス、ミッションデザイン概要(1回)

2.衛星のシステム技術と構成技術(3回)



3.電力システム(3回)
宇宙機のミッションデザインの概要が理解できる。

衛星の開発を進めるにあたって必要なシステム設計、開発計画、システムインテグレーション・試験などのシステム技術と衛星のミッション機器支援する衛星システム機器の構成要素技術が理解できる。

衛星及び国際宇宙ステーションの電力システムの概要が理解できること
後期中間試験 実施する
4.衛星通信(3回)


5.軌道力学(2回)


6.有人宇宙システム(3回)
衛星と地上局との間の回線設計考え方の基本的事項が理解できること。

衛星の軌道の表し方、軌道制御の基本的事項が理解できること。


現在稼働中である国際宇宙ステーションの有人宇宙システムの概要が理解できること。
後期期末試験 実施する
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