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機械材料Ⅱ・材料評価学・表面工学 なし

授業内容・授業計画

授業の目標と概要  機械材料や材料評価学,表面工学では,主に金属材料について学んできたが,工業材料としては金属,セラミックス,プラスチックのいわゆる三大材料がある.技術者はこのよ
うな金属材料のみからではなく,多くの工業材料から,機械設計の諸要件を勘案しつつ,各材料の性質を理解し,いかにして最適の材料を選定するか検討しなければならない.
 このためには,各材料の機能の原因と限界を知らなければならない.
 材料システム工学では,上記の三大材料に対して,その類似性や相違点を明確に把握し,ケーススタディのデザインも検討し,課題を解決する.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
 構造材料に関する基本的特性ならびに機械的性質とその評価方法については,事前に習熟しておくことを勧める.
 講義中に行われる演習にも積極的に取り組み,復習して応用できるようにすることが必要である.
 計算をする演習もあるため,関数電卓を持参すること.
到達目標  三大工業材料の特徴ならびに相違点が理解され,機械設計における技術課題を解決するため,計画を立て分析し解決できる.
成績評価方法 合否判定:2回の定期試験結果の平均が60点を超えていること.
最終評価:2回の定期試験結果の平均点を90%,授業中の演習等を10%とし,その合計値で評価.
ただし,最終評価は定期試験結果の平均点を下回ることはない.

再試験:再試験は,前期末再試験を1回行い,不合格のものは,学年末再試験を行う.
再試験の試験範囲は全範囲とし,再試験において60点以上の場合に合格とする.
テキスト・参考書 参考書:北條英光 編著 「材料の科学と工学」(裳華房)
    M.F.Ashby 「Engineering Materials 2」 (Pergamon Press)
    堀内良,大塚純一,大塚正久,「材料工学」(内田老鶴圃)
メッセージ  材料はエネルギー,情報とともに21世紀を支える柱である.また,機能を追求した新材料も生まれている.これからの技術者は固定の枠にはまらず,材料を横断的に捉えていく
ことを希望する.
 したがって,課題演習については,積極的に情報収集に努めて,積極的に取り組んで欲しい.
 授業は,補足資料を使用する場合もあるが,基本的には板書で進めるため,ノートはしっかり取ること.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.材料の使命と要求される性質(2回)
2.三大材料の特徴(3回)
3.材料の構造(2回)
1.実用材料として必要な性質が説明できる.
2.三大材料(金属,セラミックス,プラスチック)の性質が説明できる.
3.三大材料の物性をマクロならびにミクロ的見地から考えられる.
前期中間試験 実施する
4.材料の変形と破壊(3回)
5.材料の劣化(2回)
6.材料システムと材料設計(2回)
4.材料の変形および破壊現象を論理的に捉えることができる.
5.材料の腐食,摩耗,酸化について説明できる.
6.材料設計の考え方にたって材料開発のケーススタディができる.
前期期末試験 実施する
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