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コンピュータ・ネットワーク1 情報伝送工学

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 コンピュータネットワークIに続けて、より実践的なコンピュータネットワークの知識
を身につける。さらに、ルータとスイッチを組み合わせたネットワークの設計と実装・
保守を、シミュレータやネットワーク機器の操作を体験し専門分野の技術を身につけ
る。また、ネットワーク管理に要求されるセキュリティや技術者倫理に関する基本的知
識を習得する。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
基本的にはシスコネットワークアカデミーのカリキュラムに沿ったE-ラーニングをベー
スにした授業を行う。E-ラーニングを補足するために、各モジュールごとにポイントを
まとめるための作業用プリントを配布し、プリントの内容を利用した小テストも頻繁に
実施するので、復習に重点をおいて学習すること。授業は基本的に、学生の作業に重点
を置きます。基本的に教員からの説明は学生から質問があった場合に限って行います。
到達目標 本科目と3年次のコンピューネットワークIをあわせるとCCNAに合格するために必要な知
識はすべて網羅できるので、しっかり復習を行って知識の定着を図り、十分な問題演習
を行えばCCNAの資格を取得できる。
基本的なネットワークの設計や設定作業も行える。
成績評価方法 合否判定:ルータとスイッチを使ったIpv4,IPv6のネットワーク設計ができ、ネットワ
ーク機器の適切菜設定が出きること(実技試験により判定します。)
成績評価:ワークシート、小テストの評価4割、オンラインテスト1割、定期テスト評価
5割で数値化する。ただし実技試験合格じは60点が保証される。
最終評価:成績評価の点数±その他の評価点(10点以内)
実技試験不合格時は再試を行う。
テキスト・参考書 教科書:CISCO社Web教材 並びに
前野他著 IPv6ネットワーク構築実習 共立出版
廣田正俊「CCNA試験完全合格問題集」ASCII
Todd Lammle「CISCO CCNA認定ガイド」日経BP
竹下隆史他「マスタリングTCP/IP」オーム社
メッセージ 小テストやワークシートなど普段の学習作業での評価の比重を重くし、普段の自己学習
の成果を成績に反映しやすくしています。高校からの編入生は受講できないので、選択
扱いになっていますが、それ以外の情報工学科学生は,必修です.間違い
のないように注意してください.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.エンタープライズにおけるネットワーキング(2回)
2.エンタープライズネットワークインフラストラクチャ(2回)
3.エンタープライズネットワークおけるスイッチング(2回)
4.エンタープライズネットワークおけるアドレッシング(1回)
1.エンタープライズネットワーク要件を説明できる。
2.必要なネットワーク構成機器を識別できる。
3.スイッチを使ったネットワークの設定ができる.
4.VLSMを使ったネットワーク設計ができる.
前期中間試験 実施する
5.ディスタンスベクタープロトコルによるルーティング(2回)
6.リンクステートプロトコルによるルーティング(2回)
7.エンタープライズWANリンクの実装(1回)
8.アクセスコントロールリストによるトラフィックフィルタリング(1回)
9.エンタープライズネットワークにおけるトラブルシューティング(1回)
5.ルータの基本的な設定とRIPv2のネットワークを作れる.
6.リンクステートプロトコルによるネットワークを構築できる.
7.WANリンクに必要な構成要件を説明できる.
8.ACLを適切に設定できる。
9.複雑なネットワークのトラブルシューティングの手法を説明できる。
前期期末試験 実施する
10.ネットワーク設計の概念について(1回)
11.IPv6の基礎(1回)
12.ルータの基本操作(2回)
13.IPv6の基本的な設定(1回)
14.スタティックルートの設定(1回)
15.デフォルトルートの設定(1回)
10.3階層のネットワーク設計モデルについて説明できる.
11.IPv6アドレスの各種類について説明できる。
12.IOSの各種コマンド操作ができる.
13.IPv6ネットワーク構築のためのルータ基本設定ができる。
14.ネットワークトポロジーから適切なルート設定ができる。
15.ディフォルトルートの概念にそったネットワーク設定ができる。
後期中間試験 実施する
16.RIPngの設定(1回)
17.RIPngのデフォルトルートの伝搬(1回)
18.OSPFv3の設定(1回)
19.OSPFv3デフォルトルートの伝搬(1回)
20.IPv6活用(1回)
21.IPv6セキュリティ(2回)
16.RIPngを適切に設定できる。
17.RIPngでデフォルトルート情報を伝搬する設定ができる。
18.OSPFv3プロトコルを適切に設定できる。
19.OSPFv3プロトコルでデフォルトルート情報を伝搬させる設定ができる。
20.IPv6overIPv4トンネリングの設定ができる。
21.IPv6ACLの設定ができる。
後期期末試験 実施する
到達目標
1. IpV4ネットワークのアドレス設計をできる。
2. RIP,OSPF等のルーティング・プロトコルを設定できる。
3. IPv6ネットワークアドレスの構成について説明できる。
4. IPv6ネットワークのルーティング・プロトコル設定ができる。
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 ネットワーク規模に応じて適切なサブネットの設計ができ、効率的なアドレス設計ができる。 ネットワーク規模に応じて適切なサブネット設計ができる。 ネットワーク規模に応じて適切なサブネット設計ができない。
評価項目 2 RIP,OSPF等のルーティング・プロトコルの働きを理解し、ネットワーク規模に合せてプロトコルを選択し設定できる。 RIP,OSPF等のルーティング・プロトコルの設定ができる。 RIP,OSPF等のルーティング・プロトコルの設定ができない。
評価項目 3 IPv6の各種アドレスについて自ら説明できる。 IPv6の各種アドレスについて、質問に答える形で説明できる。 IPv6の各種アドレスについて説明できない。
評価項目 4 IPv6ネットワーク内の各ルータに適切なルーティング・プロトコルを設定でき、不具合の問題解決もできる。 IPv6ネットワーク内の各ルータに適切なルーティング・プロトコルを設定できる。 IPv6ネットワーク内の各ルータに適切なルーティング・プロトコルを設定できない。
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 80 20 100
基礎的能力
専門的能力 80 20 100
分野横断的能力
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