シラバス基本情報
授業内容・授業計画
授業の目標と概要 |
寒冷地におけて,自然科学的な立場からの基礎的知識を学び,寒冷地工学
に対する基礎的素養を身につける.また寒冷地工学はあらゆる工学の分野
から,寒地の生活に関連する事象に焦点をあてて授業を進めるため,単独
分野に留まることなく横断的な授業構成となる.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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物理学や熱力学の基礎について復習を十分行い,さらに理解しておくこ
と.同時に身の周りに見られる寒地問題について,常に気をとめること
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到達目標 |
寒冷地における工学的諸問題を理解し,基礎事項の知識を修得,さらに諸問題の解決方
法の糸口を見つけ出す探索ができる.
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成績評価方法 |
主として定期試験による評価を行う.合否判定は定期試験が60 点を超え
ていること.および最終評価は定期試験を(70%),レポート(30%)の比率で
行う.
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テキスト・参考書 |
教科書:低温環境下の伝熱現象とその応用,福迫尚一郎・稲葉英男 著 養
賢堂
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メッセージ |
寒冷地工学は身近な寒冷地における諸問題について扱います.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.ガイダンス(1 回)
2.寒冷地工学とは何か(1 回)
3.寒地における衣に関する工学(2 回)
4.寒地における食に関する工学(2 回)
5.寒地における住に関する工学(2 回)
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・寒冷地における一般的な問題と寒冷地工学の歴史的
背景を理解すること.
・低温環境下における衣の分野(服飾など)に関する工
学的役割を説明できること.
・寒冷地における食の分野に関するバイオ技術および
食糧備蓄技術等に関して,その背景を理解し,今後の
進むべき姿を想像できる.
・寒冷地における住環境および土木・建築技術を把握
し説明できること.
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前期中間試験 |
実施しない
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6.寒冷地における工学的諸問題(4 回)
7.寒冷地における工学的有効利用の諸
例(3 回)
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・着氷・着雪を含めた工学的諸問題およびその解決方
法を説明できる.
・寒冷地における低温環境の有効利用に関して,工学
的立場から事象を理解し,説明できること.
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前期期末試験 |
実施する
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Syllabus 2008 -- Ver. 0.50