シラバス基本情報
授業内容・授業計画
授業の目標と概要 |
前半では、複雑で大規模なソフトウェアの例としてオープンソースで開発が進められて
いる高性能な音声認識システムであるjuliusを教材に、ソースに触れてオープンソース
ソフトウェアを解析する手段について体験を通して学ぶ。音声認識のアルゴリズムにつ
いても付帯的理解できる。後半では大規模システムの開発の主流である「オブジェクト
指向」開発で実装の前段となる設計フェーズで利用される言語であるUMLについての理
解を深め設計や分析を行えるようになる。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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C言語のプログラミングとLinuxのコマンドには詳しい知識が要求される。またエディタ
としてはemacsを使わざるを得ないので、emacsの利用についても慣れておくこと。
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到達目標 |
OSSのソースを読むために利用できるツールの働きと知り利用できる。
オブジェクト指向設計で利用されるUMLについてその概念を説明できる。
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成績評価方法 |
2回の定期試験の平均点による。
合否判定:上記点数が60点以上であること
最終評価:合否判定点±その他の評価点(10点以内)
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テキスト・参考書 |
教科書:荒木雅弘「音声認識システム」森北出版
教科書:井上樹「ダイアグラム別UML徹底活用」翔泳社
参考書:鹿野他「音声認識システム」オーム社
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メッセージ |
講義の中で、実際にコンピュータの操作が必要になります。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.ガイダンス(1回)
2..Juliusの概要(1回)
3..Juliusのソースファイル構成(1回)
4..Juliusの構築、音声認識実験(1回)
5..doxygenによるドキュメント抽出(1回)
6..デバッガによるソース解析(1回)
7..特徴抽出(1回)
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2..連続音声認識システムの構成の概要を説明できる。
3..ソースファイルの構成の概要を説明できる。
4.. 大規模なソースをコンパイルして構築する方法を説明でる。
5..ドキュメント生成ツールの概念をしり使えるようになる。
6..デバッガの概念と使用方法を知り、プログラム解析に使える。
7..音声の特徴について物理的に説明できる。
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前期中間試験 |
実施する
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8.UMLとは(1回)
9.オブジェクト指向の基礎(2回)
10.UMLダイアグラムの基本(2回)
11.設計の手法(3回)
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8.UMLがなぜ必要とされるか説明できる。
9. オブジェクト、カプセルか、継承などのオブジェクト指向特有の言葉の意味を説明できる。
10.UMLの9種類の図の意味と役割を説明できる。
11.各ダイアグラムにより実システムのモデリングを行える。
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前期期末試験 |
実施する
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Syllabus 2008 -- Ver. 0.50