シラバス基本情報
授業内容・授業計画
授業の目標と概要 |
第 3 学年以降で履修予定の高度な専門科目に備えるため,幅広い分野(論理,電気回
路,確率統計・情報理論,システム工学)に関連した基本的・数学的な問題に取り組
み,論理的な思考力・計算力の基礎を身に着ける.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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・第 1 学年で履修した情報数学の知識を必要とする.
・代数式の計算能力を必要とする.
・関数機能付き電卓を持参すること.
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到達目標 |
・命題を記述・証明できる.論理回路を設計・簡単化できる.
・確率統計の諸量(順列,確率,標準偏差,情報量,等)を計算できる.
・直流電気回路の緒量(電流,電圧,合成抵抗,等)を計算できる.
・経営や作業の計画を分析・最適化できる.
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成績評価方法 |
最終評価:定期試験の平均(または,再試験の素点)
合否判定:最終評価≧60%
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テキスト・参考書 |
教科書:使用しない.スライドおよびプリントを使用する.
参考書:特に指定しない.
単元毎に,必要に応じて図書館で自分好みの入門書を選べばよい.
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メッセージ |
数学的な問題の勉強の仕方について...
「答を暗記」するのではなく,「考え方を理解」すること.
「暗記」だと,その問題だけしか解けない.
「理解」すれば,同種の他の問題も解けるようになる.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
論理
・命題論理(3 回)
・論理代数(3 回)
・まとめの演習(1 回)
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・命題を数学的に記述し,真理値表を作成できる.
・命題を三段論法・背理法・帰納法によって証明できる.
・論理式を基本法則によって変形できる.
・論理関数を標準展開・簡単化できる.
・論理回路を設計できる.
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前期中間試験 |
実施する
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確率統計・情報理論
・確率(4 回)
・統計(2 回)
・情報理論(1 回)
・まとめの演習(1 回)
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・場合の数・順列・組み合わせを計算できる.
・確率を計算できる.
・平均・標準偏差を計算できる.
・正規分布表を利用できる.
・情報量・エントロピーを計算できる.
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前期期末試験 |
実施する
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電気回路
・電気回路の基本法則(2 回)
・直流電気回路の解析(5 回)
・まとめの演習(1 回)
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・電流・電圧をオームの法則とキルヒホッフの法則によって計算できる.
・合成抵抗・Δ-Y変換を計算できる.
・複雑な回路を単純な等価回路へ変換し,電流・電圧を能率良く計算できる.
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後期中間試験 |
実施する
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システム工学
・順序計画法(2 回)
・日程計画法(2 回)
・線形計画法(2 回)
・まとめの演習(1 回)
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・ジョンソン法によって加工順序を最適化し,ガントチャートによって終了時刻を計算できる.
・アローダイヤグラム・PERT 計算表・三点見積もりによってプロジェクト完成期日を分析できる.
・シンプレックス法によって線形最大化問題の最適解を計算できる.
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後期期末試験 |
実施する
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Syllabus 2008 -- Ver. 0.50