シラバス基本情報
授業内容・授業計画
授業の目標と概要 |
並列コンピュータのアーキティクチャやその動作原理を理解し,並列プログラムを設
計するため
の並列アルゴリズム技法を習得する.
現存する並列計算モデルや並列処理システムについて理解を深め,並列アルゴリズム
の解析演習
を行う.また,並列ブロードキャストアルゴリズムや並列選択アルゴリズム,並列プレ
フィクス演
算についての知識を習得し並列アルゴリズムの記述を行なう.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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基本的な逐次方計算機アーキティクチャの原理,OSの知識,および,初等的なアルゴ
リズムと計
算量解析の知識を要する.グラフ理論の知識があればなおよい.
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到達目標 |
・並列・分散処理方式と逐次処理の相違点を理解する.
・逐次,並列アルゴリムズの解析と評価を行える.
・問題の分析と並列アルゴリズムの設計を行える.
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成績評価方法 |
最後に実施する試験の成績で行う.
試験の結果(100%)
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テキスト・参考書 |
参考書:並列分散処理入門 渋沢進 培風館
参考書:分散アルゴリズム 亀田恒彦 近代科学社
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メッセージ |
計算機アーキティクチャと基本的なアルゴリズムについて知識が必要.
グラフ理論の知識があればなおよい.
講義はプロジェクターを用いて行う.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1. 並列処理の必要性(2)
2. 逐次アルゴリズムの計算量解析(4)
3. 逐次アーキティクチャによる並列処理(4)
4. 並列計算モデル フラインの分類(2)
5. 共有メモリ 相互結合ネットワーク(2)
6. 並列アルゴリズムの表現(2)
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1. 並列処理の応用例やその必要性を理解する.
2. オーダ記号によるアルゴリズム評価,計算量解析ができる.
3. パイプライン制御について理解できる.
4. 並列計算モデルの分類を理解する.
5. 密結合並列計算機の結合方式を理解する.
6. 並列アルゴリズムの記述法を理解する.
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後期中間試験 |
実施しない
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7. 並列ブロードキャストアルゴリズム(2)
8. 並列総和アルゴリズム(2)
9. 並列アルゴリズムの評価 効率性,最適性(2)
10. 並列プレフィクス計算 SUM MAX MIN(4)
11. 並列選択アルゴリズム(2)
12. 並列ソーティング(2)
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7. 並列ブロードキャストアルゴリズムを理解できる.
8. 総和を求める並列アルゴリズムを設計できる.
9. 並列アルゴリズムの計算量解析と評価ができる.
10. 並列プレフィクス計算を理解し,設計できる.
11. 並列選択アルゴリズムを設計できる.
12. バイトニクソーティングを理解できる.
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後期期末試験 |
実施する
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Syllabus 2008 -- Ver. 0.50